専門用語解説
最小分散投資
最小分散投資とは、ポートフォリオ(資産の組み合わせ)の値動きのブレ(=リスク)をできるだけ小さくすることを目的とした投資手法です。具体的には、複数の資産をうまく組み合わせることで、全体としての価格変動を抑え、より安定した運用成果を目指します。
たとえば、値動きが異なる株式や債券などを組み合わせることで、どれかが下がっても他が補ってくれるような構成を作るのが基本です。この投資法は、リスクを避けたい人や長期的に安定したリターンを望む人に向いています。最小分散投資は、統計学的な手法に基づく戦略であり、投資の世界では「モダン・ポートフォリオ理論(MPT)」の重要な考え方の一つとして知られています。