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基本手当
読み:きほんてあて
基本手当とは、雇用保険の制度において、失業中の生活を支えるために支給されるお金のことです。働く意思と能力がありながらも仕事に就けない「失業状態」にある人が、一定の条件を満たすことで受け取ることができます。
支給額は、退職前の賃金や年齢、被保険者としての加入期間などをもとに計算されます。給付は通常、4週間ごとの「失業認定日」にハローワークで認定を受けることで進められます。なお、自己都合退職か会社都合退職かによって、支給が始まるまでの期間や支給日数が変わる点も特徴です。基本手当は生活費の一部として活用されるほか、再就職までの経済的な安心材料ともなります。
関連する専門用語
雇用保険
雇用保険とは、労働者が失業した際に一定期間、給付金を受け取ることができる公的保険制度です。日本では、労働者と事業主がそれぞれ保険料を負担しており、失業給付だけでなく、教育訓練給付や育児休業給付なども提供されます。 この制度は、収入が途絶えた際の生活資金を一定期間補う役割を果たし、資産の取り崩しを抑えるという意味でも、資産運用と補完的な関係にあります。雇用の安定を図るとともに、労働市場のセーフティネットとして重要な位置を占めています。
失業状態
失業状態とは、働く意思と能力がありながら、仕事に就いていない状態を指します。つまり「働きたい」「働ける」けれども「働く場所が見つからない」という状況のことです。 この状態であると認められると、雇用保険に基づく失業給付(基本手当など)を受けることができます。たとえば病気やけが、妊娠・出産などで働けない場合は、たとえ職に就いていなくても「失業状態」とはみなされません。また、自営業の準備中や家事に専念している場合も同様に認定されないことがあります。失業状態であるかどうかは、ハローワークでの失業認定時に確認されます。
失業認定日
失業認定日とは、ハローワークにおいて「求職活動を継続しており、失業状態にあること」を確認してもらうための指定日です。この日に本人がハローワークへ出向き、所定の申告書を提出することで、失業給付(基本手当)を引き続き受け取るための条件が整います。 通常、4週間に1回程度のペースで設定され、認定日に来所しないとその期間の給付が受けられなくなる可能性があります。求職活動の実績を証明することも求められるため、事前の準備が重要です。失業認定日は、失業保険を受給している間は非常に大切な手続きのひとつになります。
自己都合退職
自己都合退職とは、労働者本人の希望や事情により会社を退職することを指します。たとえば、キャリアチェンジや家庭の事情、体調不良などの理由で、自らの意思で退職する場合が該当します。退職理由が会社側の都合ではなく、あくまで本人の判断であることが特徴です。 雇用保険の失業給付を受ける際には、自己都合退職の場合、給付開始までに待機期間や給付制限があることがあります。また、退職金や福利厚生の取り扱いが会社都合退職と異なるケースもあるため、退職前に確認しておくことが大切です。
会社都合退職
会社都合退職とは、企業側の事情によって従業員が退職することをいいます。具体的には、リストラや事業縮小、会社の倒産、または労働環境の悪化など、労働者自身の意思ではなく、やむを得ず職を離れる場合が該当します。 このような退職は、雇用保険の失業手当において優遇されることが多く、給付の開始時期が早く、支給期間も長くなる傾向があります。また、退職金が増額されるケースもあります。会社都合退職は、履歴書や面接での印象に関わることもあるため、退職理由の説明の仕方も重要になります。
再就職手当
再就職手当とは、雇用保険の基本手当を受けている人が、所定の条件を満たして早期に再就職した場合に支給されるお金のことです。これは、失業給付の残りを一部前倒しで支給する仕組みで、早く就職を決めた人へのインセンティブとなっています。 支給されるためには、ハローワークでの職業相談を経て求職活動を行っていたこと、失業認定を受けていたこと、そして一定期間以上継続して働く見込みがあることなどが必要です。また、再就職先が元の勤務先や関連会社でないことなど、いくつかの条件を満たす必要があります。再就職手当を受けることで、経済的にゆとりを持って新しい仕事に取り組むことが可能になります。