専門用語解説
組合損失超過額
組合損失超過額とは、任意組合や匿名組合といった組合形式の投資において、その年度に発生した損失額が出資者の出資額を上回ったときに生じる、超過分の損失を指します。この超過分は、出資者の責任が出資額の範囲に限られている「有限責任」の場合には、実際に負担する必要はないものの、税務上は「将来の所得と相殺できる損失」として扱われる場合があります。
特に不動産やエネルギー関連の投資スキームで見られ、節税効果を期待する一因となることもありますが、内容によっては税務当局から否認されるケースもあるため、十分な理解と専門家の助言が必要です。