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為替スプレッド
読み:かわせすぷれっど
為替スプレッドとは、外貨を売るときと買うときに適用される為替レートの差額のことをいいます。たとえば、ある通貨を買うときのレート(TTS)と売るときのレート(TTB)には差があり、この差がスプレッドです。銀行や証券会社などの金融機関は、このスプレッドの中に利益やコストを含めています。
投資家にとっては、スプレッドが広いほど取引コストが高くなるため、外貨預金や外国為替取引(FX)などを行う際には注意が必要です。特に頻繁に取引をする場合や、短期での為替差益を狙う取引では、このスプレッドが実質的な負担となることがあります。為替スプレッドは見えにくいコストのひとつですが、運用の成果に影響するため、取引前にレートの内訳を確認することが大切です。
関連する専門用語
TTS
TTSとは、「Time To Settlement(タイム・トゥ・セトルメント)」の略で、金融取引において取引が成立してから実際に資金や証券の受け渡しが完了するまでにかかる期間のことを指します。日本語では「受渡日までの期間」や「決済期間」と訳されることがあります。 たとえば株式や債券などの売買では、取引が成立した日(約定日)と、その代金の支払いや商品の引き渡しが実際に行われる日(受渡日)にはタイムラグがあります。この間の期間がTTSです。一般的に、T+2(ティープラスツー)という形で「約定の2営業日後に決済される」というルールが採用されています。 投資家にとっては、この期間中に資金や証券を準備しておく必要があるため、資金繰りや運用計画を立てるうえで重要な概念となります。特に短期売買や大口取引を行う際には、TTSの管理が資金リスクを抑えるポイントになります。
TTB
TTBとは「Telegraphic Transfer Buying Rate(電信買相場)」の略で、銀行が顧客から外国通貨を買い取る際に適用する為替レートのことです。たとえば、あなたが外貨預金を円に戻すときや、海外から日本に送金された外貨を円に換えるときに使われるレートがTTBです。 このレートは、金融機関が実際の為替相場に一定の手数料を加味して決定しており、通常、ニュースなどで見る「為替レート(仲値)」よりも少し低く設定されています。これは銀行側の利益分を差し引いているためです。TTS(売るときのレート)と並んで、外貨との取引で実際に使われる基準としてとても重要です。特に為替リスクを考えるときには、TTSとTTBの差(スプレッド)を理解することが、コストを把握するうえで役立ちます。
外貨預金
外貨預金とは、日本円ではなく米ドルやユーロなどの外国の通貨で預ける預金のことをいいます。通常の預金と同じように銀行にお金を預ける形式ですが、外貨で運用されるため、為替レートの変動によって元本や利息の受取額が増えたり減ったりします。 たとえば、円安になると、外貨を円に戻したときの受取額が増える一方で、円高になると損をすることもあります。また、外貨預金は日本の預金保険制度の対象外であり、元本保証がない点にも注意が必要です。利率が高めに設定されていることが多く、円預金よりも高い利回りを狙える反面、為替リスクという特有のリスクを伴うため、初心者の方には慎重な検討が求められる商品です。
外国為替取引(FX)
外国為替取引(FX)とは、異なる国の通貨を売買し、為替レートの変動によって利益を狙う取引のことです。個人投資家でも少額から取引可能で、レバレッジを活用して大きな取引ができる点が特徴です。