専門用語解説
先物型ETF
先物型ETF(Futures ETF)は、暗号資産や株価指数、コモディティ(原油・金など)の先物契約を用いて価格に連動する上場投資信託です。先物市場を活用することで、投資家は現物を直接保有せずに価格変動に投資できます。
例えば、ビットコイン先物ETFは、米国のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で取引されるビットコイン先物契約に基づいて運用されます。
2021年に米証券取引委員会(SEC)が初めてビットコイン先物ETFを承認し、暗号資産市場への機関投資家の参入が進みました。
先物型ETFのメリットは、現物を保有しないため管理コストが低く、規制が整った市場で取引できる点です。
しかし、先物特有の価格乖離(コンタンゴ)やロールオーバーコストが発生する可能性があり、長期投資には向かない場合もあります。投資を検討する際は、これらのリスクを理解することが重要です。