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有配当型保険
読み:ゆうはいとうがたほけん
有配当型保険とは、保険会社が運用で得た利益の一部を配当金として契約者へ還元する仕組みを備えた保険です。契約時に定めた保険金や保険料に加え、毎年あるいは数年ごとに運用成果に応じた配当金を受け取れる可能性があります。
配当金は保険料に充当して支払負担を減らしたり、現金で受け取ったり、積み立てて将来の解約返戻金や満期金を増やしたりできるため、保障を確保しながら長期的な資産形成を図りたい方に適しています。
ただし、配当金の額は運用環境や保険会社の経営状況によって変動し、必ずしも期待通りの金額になるとは限らない点を理解しておくことが大切です。
関連する専門用語
無配当型保険
無配当型保険とは、保険会社が運用益を保険契約者へ配当金として分配しないタイプの保険です。契約時に決められた保険金額や保険料が満期まで変わらないため、将来の受取額や支払額をあらかじめ把握しやすいという特徴があります。 配当がない分、保険料が有配当型より割安になるケースが多く、保障をシンプルかつ手頃なコストで確保したい方に向いています。ただし、運用成績が好調でも契約者に追加の還元はないため、高いリターンを期待したい場合には他の金融商品と併用してバランスを取ることが大切です。
予定利率
予定利率は、生命保険会社が保険契約者に対してあらかじめ約束する運用利回りのことです。これは保険会社が保険料を計算する際に用いる重要な指標の一つで、契約者から払い込まれた保険料を運用して得られると予想される運用利回りを表します。 予定利率は保険料の設定に大きな影響を与えます。予定利率が高い場合は保険料が安くなり、低い場合は高くなります。これは、高い予定利率では将来の運用によるリターンを多く見込めるため、保険料を低く抑えることができるからです。 予定利率の決定方法は、まず金融庁が国債の利回りなどを参考に「標準利率」を設定し、その後各保険会社が標準利率を基準に自社の状況を反映して決定します。 予定利率には特徴があり、契約時点の率が適用され、基本的には支払い終了時や更新時まで同率で変わりません。バブル経済期には高い予定利率の保険が多く販売され、これらは「お宝保険」と呼ばれています。近年は低金利環境により、予定利率は低下傾向にあります。 保険料の計算には予定利率以外にも、予定死亡率(性別、年齢別に想定される死亡率)や予定事業費率(保険会社の運営に必要な経費の割合)も影響します。これら3つの要因を合わせて「予定基礎率」と呼びます。
解約返戻金
解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。
貯蓄型保険(積立型)
貯蓄型保険(積立型)とは、万が一の保障に加えて、将来的にお金が戻ってくる仕組みを備えた保険商品のことです。保険料の一部が積み立てられ、契約満了時や途中解約時に「解約返戻金」や「満期保険金」として受け取れるようになっています。 代表的な商品には、終身保険、養老保険、学資保険などがあり、保険としての安心を持ちながら、同時に資産形成も行えるのが特徴です。特に、教育資金や老後資金の準備、相続対策など、目的を持った長期の計画に活用されます。 「掛け捨て型保険」と異なり、支払った保険料が将来的に戻ってくるため、保険と貯金の“ハイブリッド”として位置づけられる商品です。ただし、途中解約すると元本割れするリスクがあるほか、運用利回りが低めに抑えられていることが多いため、目的と期間をしっかり考えて加入することが大切です。 保障と貯蓄を1つの仕組みで両立させたい人にとって、計画的な資産形成の手段として有効な選択肢のひとつです。