専門用語解説
相続人の地位
相続人の地位とは、ある人が亡くなったときに、その人の財産や権利・義務を法律上引き継ぐ立場にあることを意味します。この地位は、被相続人(亡くなった人)の配偶者や子どもなど、民法で定められた範囲の人が自動的に得るものです。相続人の地位を持つことで、亡くなった人の財産だけでなく、借金などの債務も引き継ぐことになるため、相続放棄などの判断が必要になる場合もあります。
なお、相続人の地位は、相続が発生した時点(通常は死亡時)から法律上自動的に発生するため、遺言書がある場合でも、基本的な権利は保護される仕組みになっています。資産運用の場面では、相続によって株式や不動産などの資産を受け継ぐことがあり、この地位を理解することは、円滑な資産の承継とトラブル防止に役立ちます。