専門用語解説
最終利回り
最終利回りとは、債券を現在の市場価格で購入し、満期まで保有した場合に得られる年間平均の利回りを示す指標です。この利回りには、定期的に受け取る利息だけでなく、購入価格と満期時に返ってくる額面金額との差も含まれています。
たとえば、額面が10万円の債券を9万5千円で購入して満期に10万円が返ってくる場合、その差額も収益として利回り計算に組み込まれます。表面利率だけではわからない、実際の投資収益を正しく把握できるため、債券投資を検討する際の比較基準としてとても重要です。資産運用では、利回りをきちんと把握して投資対象の選定を行うことで、リスクとリターンのバランスを整えることができます。