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割戻金
読み:わりもどしきん
割戻金とは、共済や協同組合型の保険で決算後に剰余が生じた場合、その余剰を組合員や契約者に払い戻すお金のことです。営利企業の配当と異なり、非営利組織が掲げる「構成員への利益還元」という理念に基づいており、掛金が安いままでも実際の保障コストがさらに低く済めば、その差額が割戻金として戻ってきます。
これにより加入者は、当初の掛金だけでなく実質的な負担額も小さく抑えられ、家計の防衛力を高めながら保障を維持できます。また、割戻金の有無や金額は毎年の事業成績に左右されるため、共済を選ぶ際には過去数年の割戻実績を確認することが、長期的なコストパフォーマンスを判断するうえで大切です。
関連する専門用語
利益剰余金
利益剰余金とは、企業がこれまでに得た利益のうち、配当として株主に還元せず、企業内部に蓄えてきたお金のことをいいます。これは企業の財務諸表のひとつである貸借対照表(バランスシート)の純資産の部に記載されており、会社の内部留保としての性格を持ちます。 企業は利益を上げた後、その使い道として配当を出すか、再投資や将来のために留保するかを判断します。利益剰余金が多い企業は、自己資本が厚く、将来の設備投資や不測の事態への備えができていると評価されることがあります。一方で、利益を株主に還元せずため込みすぎていると見なされると、株主から批判を受けることもあります。 投資家にとっては、その企業がどのように利益を使っているかを知る手がかりとなる指標であり、企業の成長性や財務の健全性を判断する材料のひとつになります。
掛金
掛金とは、保険や年金、共済制度などにおいて、契約者が定期的に支払う金額のことを指します。例えば、国民年金や厚生年金の掛金(保険料)は、将来の年金給付のために積み立てられます。また、企業型確定拠出年金(DC)や個人型確定拠出年金(iDeCo)では、加入者が掛金を拠出し、その運用結果に応じた給付を受け取ります。掛金の金額や支払方法は制度ごとに異なり、法律や契約内容によって定められています。
都道府県民共済
都道府県民共済とは、各都道府県に住む人々が組合員となり、掛金を出し合って万一の病気やけが、死亡などに備える協同組合方式の保険制度です。営利を目的としない仕組みのため、保険料に相当する掛金が比較的低く抑えられ、余剰が出た場合には割戻金として組合員に還元される特徴があります。 また、シンプルな保障内容とわかりやすい加入手続きが支持されており、家計の固定費を抑えつつ必要な保障を確保したい人に適した選択肢といえます。
非営利性
非営利性とは、組織や事業が株主や出資者への配当を目的とせず、得た剰余金をサービスの充実や利用者への還元に充てる性格を指します。営利企業が利益最大化を追求するのに対し、非営利組織は公共性や組合員の利益といった社会的使命を第一に掲げるため、料金や掛金が比較的低く抑えられたり、余剰が利用者へ戻る仕組みが備わっています。資産運用や保険分野では、共済や協同組合がこの非営利性を持つことで、コストを抑えながら必要な保障やサービスを提供し、家計にやさしい選択肢となる点が大きな特徴です。